■7月25日(土):
網走:8日目
網走:晴れ●網走駅一年振りの網走です。


今日と明日はレンタカーを借りてのドライブです。
朝食を済ませてJR網走駅前のレンタカー屋さんへ訪問(徒歩20分程)すると、
日産ノートの可愛い小さなレンタカー(わナンバー)が待ってました。
オドメーター(Odometer)走行距離が1,000km程のピカピカの新車でした。
まずは国道39号線で女満別空港・美幌方面へと向かう。
さすが、日産!小さい割には室内も広く、またトルクもあり坂道もラクラク登坂します。
何より、ペダルを漕がずに進むのが良いデスネ!(当たり前か)
●網走湖
朝の「さわやかな風」が吹き渡る湖畔には沢山のテント張られていました。

湖の向こうに窓がらず輝かせながらクルマが走っているのが見えました、昨年はあの道(国道238号線)で稚内を目指しました。
あらからもう一年も経つのか…。
JR女満別駅を過ぎると、その先の「道」は高低差は有るが、ほとんど一直線の見通しが良いバイパスとなっていました。
今のレンタカーは事故防止の為「速度70㎞を越えると⇒法定速度を守りましょう…。」とか「急ハンドルが検知されました」などと音声が出るのには驚きました。
●メルヘンの丘
TVコマーシャルやポスターに出てきそうな大変美しい風景です。

広大な畑には北海道の名物「男爵イモ」が見渡す限り作付けされていました。
その上空では、時折、大きな鳥の様にヒコーキが飛んでいました。
●(旧)海軍美幌飛行隊∠('-')帝国海軍 96式陸上攻撃機

美幌と言えばその昔、マレー沖海戦で活躍した(旧)海軍さんの美幌航空隊が活躍した事を思い出しました。
現在は、白樺の林に囲まれた陸上自衛隊美幌駐屯地となっていました∠('-')
写真を撮ってフラフラしていると憲兵(今はMPと言うのか?)につかまりそうなので、クルマで通り過ぎるだけでした。
●JR美幌駅
石北本線の跨線橋を越え美幌の町へ入り、美幌駅前で小休止。

ロータリー脇に誰か?立っていました。

これから向かう「美幌峠」の写真もありました。
●陸上自衛隊ルートを国道39号線から国道240号線へ変更し信号待ちしていたら、反対方向の信号下を見ると「戦(いくさ)でも始まるのか?」と思うくらいたくさんの装輪装甲車・JEEP、トラック、そして鉄の箱を背負った和製ハンビーがたくさん繋がって縦列停車していました。
j地元の方々は普段から陸上自衛隊の戦車や装甲車を見慣れているみたいで、別に驚いた表情をされている方はいませんでした。

大小のトラックに混じって
82式指揮通信車(愛称:コマンダー):写真中央前
87式偵察警戒車(愛称:ブラックアイ):写真奥
96式装輪装甲車(愛称:クーガー):写真中央後ろ
軽装甲機動車(愛称:ライトアーマー):写真手前 等とすれ違いました( ̄○ ̄;)凄いですね。
●美幌峠(標高525m)
美幌町役場ので国道243号線へルート変更を行い、クルマは霧の中の美幌峠の天辺まで長~~~い坂道を駆け上がって行きます。

対向車がまっ白な霧の中から突然現れる様に感じられる程の霧となってしまいました。

何も見えない (×_×;) 、怖いのでスピードを法定速度程に落とすと、地元ナンバーがピタリと後ろについてきている…慣れって怖いですね!
日本有数の大パノラマ展望と称されるのがこの峠のはずだが…峠の天辺は駐車場入口が分からない程の濃霧となっていました。
ヤレヤレ、小休止でもするか、車外に出たとたん「寒~い」

峠の美幌峠レストハウスでカレーコロッケとコーラ(ダイエット)で小休止。
この状況で屈斜路湖方面から峠越えするツーリングの若い兄ちゃん達と出合う。
霧の中 彼らの無事を祈ります人(-.-)
●クッシー街道(国道243号線)
美幌峠から下れば少しは霧も晴れるだろう…晴れていない。

湖の標高まで下ると晴れていました。
こいつがいるのか?楽しみだ!(*^_^*)"
鹿児島の池田湖には「イッシー」は居なかったけど…。


街道の周りはこんな感じでした。
●屈斜路湖


県道52号線を左折すると屈斜路湖が見えて来た。
ついに到着!
●弟子屈町屈斜路コタンアイヌ民俗資料館
湖畔にはアイヌ民族の文化や生活を展示・説明している民俗資料館が有ったので、早速見学開始!
管内にはアイヌ民族の歴史や民族衣装等が多数展示されていました。


1F中央には (`< 噛みつきガぅ~ もいました。 爺さんがんばれ!!
館内ではアイヌ民族の歴史と生活を説明したVTRを上映してました。

これまで、アイヌ民族は北海道内だけにしかいないと思っていましたが、多数の皆さんが東京をはじめ全国で生活されている事には少なからず驚きました。
ほとんど和人(日本人)と同化している為、言われてなければ分からない状態との事です。

●クマの檻(アイヌ語:エベレセッ)
ナラの木を組んだこの檻でヒグマの子熊を大切に育て、2年程経ったら神として葬る儀式を行っていたとの事です。
●祭壇(アイヌ語:ヌササン)
●松浦 武四郎の歌碑
湖畔には蝦夷を探検し「北海道」の名付け親の松浦 武四郎の歌碑がありました。
ここまで来たとは…。
「汐ならぬ. 久寿里の湖に 舟うけて. 身も若がえる こゝちこそすれ」の碑。
屈斜路コタンアイヌ民俗資料館前広場. に建っていました。
残念な事に、アイヌ民族は「文字」を持っておらず「口伝え」で文化・歴史を継承していました。
その為、一旦途切れてしまうと再生が困難となり、現在は先祖から引き継いだ文化や風習を残す為、ご苦労されているとの事でした。
●砂湯キャンプ場
薄暗い天気の下、湖畔の県道を進むと急に開けた「砂湯」キャンプ場に出ます。
地名は「砂湯」…砂から湯気が?出ていません。何処かからか?湯気が出ているのか?
クッシーがお出迎え!

湖畔にはスワン号も待っていました。
道道52号線で川湯温泉街を抜けると右手に、霧でかすむ独特の形をした山から湯気(?)が出ているのが見えました。
●硫黄山
しばらく進むと「硫黄山」の標識が! 標識につられて駐車場へ。
車外に出ると硫黄独特の腐った卵の様な匂いが鼻を突く「クサイ」

黄色い硫黄が出ている山肌に近づく程に匂いが更にキツイ。
硫黄噴気孔の大きさは、左側の女性と比較してもかなりの大きさでした。

所々にボコボコと硫黄が煮立っていました。

箱根の大涌谷に噴火の事と重なって、少し怖かったです。

硫黄の匂いがこびり付きそうなので、切り上げる。
今度は気分直しに、釧網本線の踏切を越えて両側白樺茂る森林地帯の中を【摩周湖】へと向かうが、先程よりも霧が濃くなって来た。
●霧の摩周湖摩周第三展望台までの登り坂のカーブも先が全く見えない状態で、更に摩周湖第一展望台に到着するも、「霧の摩周湖」と言うだけあって辺りは「真っ白」で何も見えない。
本当に、この先に湖が有るんだろうか?


どうにか到着したが、湖へ来た感じが全然しないl…真っ白
摩周湖から麓のJR 摩周駅前を目指して国道243号線と合流地点へと向かう。
相変わらず国道の両側は牧草地や畑、そして林木だけの単調な風景がどこまでも続いている。何か変だな?と思っていたら街灯が無い。昼間はいいが夜間は恐いだろうな!
●今夜お宿に到着「真っ白」な摩周湖を見学(?)した後は、麓の弟子屈町(てしかがちょう)JR摩周駅付近の今夜のお宿へと向かう。
白い道道52号線を真っ直ぐ走っているとスピード感が無くなり、いつのまにか法定速度をラクラク超えてしまい、レンタカーのデジタルVOICEに「速度超過」を注意されてしまう。
国道243号線と合流し、雨が降る釧網本線の踏切を越えて今夜の温泉宿へ無事に到着。
久しぶりの霧の中のドライブで少し疲れた。
一風呂(温泉)浴びた後、居酒屋等を探しに街中を流れる釧路川沿いを散策するも、何もない。
釧路川の濁流を眺めながら「晩飯が食えないのか?」と茫然する。
居酒屋でも探すか?と摩周の町へ出るも近所には居酒屋などは見当たらない。
釧路川に掛かる橋下で佇んでいても仕方がない。
「今夜はコンビニで我慢するか」と探すも通りには潰れた●●商店の看板しか見当たらない。

その時!向こう岸のDOCOMOの看板の先に微かに光明を見た!「セブン11 いい気分 開いてて良かった~♪」
ビール買って帰ろう~♪
■7月26日(日):9日目(最終日)摩周町:雨・霧
クルマでも女満別空港まで約3時間かかると予想して、午後一番のヒコーキで帰る為、早めに宿をチェックOUTする。
相変わらずの雨・霧だ。
再び国道243号線でまずは中間地点の美幌峠と向かう。
往路と同様、相変わらずの霧だ!小休止後、麓の美幌町へと下って行く。

途中、一直線の街道の両脇に白樺並木が美しい~♪
来る時にこんな白樺並木を通ったっけ?
たぶん、霧の中から現れる自衛隊の装甲車やJEEPを見ていて気が付かなかったのだろう…。
それにしても綺麗でした。
●女満別空港
レンタカーを返して空港内へ、早めに搭乗手続きを済ませて、後は出発を待つばかり。
時間がタップリあるので空港周辺をフラフラと散歩する。

こちらの気温は25℃ 東京は35℃
●10式2号艦上偵察機
女満別空港は昔は競馬場だったとの説明書きがありました。
昭和10年3月23日から飛行機で流氷を観測していたそうです。
●らーめん一心
昼飯の時間なので空港のゲート前のラーメン屋へ入る。
店構えは大きくないが、だいぶ繁盛しているみたいで、観光客の出入りも多い。

900円の野菜味噌ラーメンを食す。
新鮮な野菜と北海道の名物味噌ラーメンの合体が美味でした。

そうこうしている内に、フライト時間となりました…。
明日からまた暑い東京で仕事か!
次はどこ行こうかな?
最後までご覧頂きまして、誠にありがとうございました
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